運転テクニック>ハンドルの切り方のポイント！一回転以上ハンドルを回すコツ！

狭い路地などで活躍するのがこの方法です。
ハンドルを左いっぱいに切りたい時を例にとって解説していきます。
おおむね乗用車のロック・トゥ・ロック（左いっぱい〜右いっぱいまでの
ハンドルの回転数）は３.４回転前後ですから、左に１．７回転の操作となります。

左右の手の位置は９時１５分でスタートしてください。
ポイントは、右手親指の付け根です。ここを絶対にハンドルから離さないでください。
右手を左回り４５分を目指して押し上げていきます。
５０分の位置まできたら、左手で１時あたりを握り、９時の位置に引いていきます。

このとき、右手は親指の付け根をハンドルに押し付けたまま他の指は離します。
左手が９時の位置を通過すると右手は２０分あたりにいますので、
右手でハンドルを握ります。
９時１５分になった段階で、ハンドルは大体１０/１２回転していると思います。

もう一度同じ操作を繰り返し、
２回目の９時１５分でハンドルは２０/１２回転＝１.６７回転となります。
ハンドルをいっぱいにきった状態で、
９時１５分前後の位置を保つことができるのです。

これに前項で説明した「送りハンドル」を加えることで、
どんなカーブや交差点でも安定した操作が可能な
９時１５分の位置でハンドルを握ることができますね。