運転テクニック>ドライブ中の「合図」の意味と使い方のポイント！

私が運転指導をする際、特に厳しく注意するのが「合図」についてです。
合図の持つ意味には２つあります。

まず第一点目は、周囲の交通に対しての合図です。
例えばウインカー（法的には方向指示器）。
道交法では、右左折時には３０ｍ手前、
車線変更を伴う場合にはさらにその３秒手前での合図が義務付けられています。

安全な右左折の方法については次項で説明しますが、
周囲の交通に対する〜という意味では、
前後左右周囲に交通がない限り合図の必要性はありません。

しかし、第二点目の合図の意味は、「同乗者に対する」自分の行動意思の表示です。
例えば、彼女とのドライブの帰りが深夜になり、信号で停車しました。
ドライバーは、「この信号を左折しよう」と思いながら、
ウインカーを点けていません。
一方彼女もこの信号を左折しなければならない事を知っています。

彼女の心の中は、
「この信号左に曲がらないといけないのに気づいてるのかな？
気づいてないなら言ってあげたほうがいいのかな？
でも気づいてるのに私が言うと気まずくならないかな？どうしよう…」
です。同乗者に気を遣わせない「デキるドライバー」になりましょう。

それから、同乗者をよく観察するようにしましょう。
「この人ブレーキの時足踏ん張ってるな…もうちょっと早めにブレーキかけよう」
とか、
「あ、今ちょっとびっくりしてたな…次は気をつけよう」
とか…
同乗者の表情や仕草にはあなたの運転のヒントになるものがいっぱいありますよ。